I’m sorry の本当の意味
今日は昔から書こうと思いながらなかなか書けなかった
I’m sorryの本当の意味について書くことにします。
(1)謝罪
この言葉にはまずは、謝罪の意味があります。
アメリカ人はあまりl’m Sooryを言わないと言われていますが、実際に責任問題に発展するような肝心なことになるとアメリカ人はI’m sorry という言葉を全く使わないというのは事実であると言えます。
しかしながら、全く言わない訳ではなく、それほど重要ではないこと、例えば道を歩いていてすこし肩がぶつかったしたときはアメリカ人でもすぐにl’m sorry と言います。
それでは日本語のすみませんに相当する軽く謝る英語はあるのでしょうか? 実はあります。
それは
Sorry about that. です。
例えば、レストランですぐに注文を取れず、ウェイターがお客を待たせてしまった場合、こう言います。
I’ll be with you in a minute.
少々お待ちください。
ウェイターが戻ってきて言う第一声はこうです
Sorry about that. What do you want to order ?
すみませんでした。何を注文されますか?
(2)同情
I’m sorryのもう一つと意味は、相手に同情する気持ちを表す意味です。
例えば知人の親類にご不幸があったと聞いた時
はI’m sorry to hear that. といえば、”お気の毒に思います”という意味です。
(3) 聞き直し
相手との発言が聞き取れない時、さらっとI’m sorry と言うと、それはI’m sorry, I couldn’t hear you. Would you repeat what you just said ?の略で
“すみませんが、今言われたことが、聞き取れなかったので、もう一度言って頂けますか?”
という意味となります。
(4)日本語のすみませんの誤訳
さて、これから、日本語の“すみません”を英語に正しく訳してゆきます。
この”すみません”は実はすこし問題のある言葉です。何故なら、非常に意味が広いからです。
(A)声掛けのすみません
日本でよくすいませんと言って声かけをしますが、これは英語ではExcuse me
(B)感謝のすみません
日本人はありがとうの代わりにすみませんとよく言いますが、これは英語ではThank you
(C)軽い謝罪のすみません
これは英語ではSorry あるいは上で紹介しましたSorry about that
(D)深い謝罪のすみません
これは全く私のミスであります。本当に本当に申し訳ありませんでした – これが英語のl’m sorry
日本語のすみませんを I’m sorry と訳すことができるのは(D) のケースのみです。
(A), (B), (C)にあるすみませんという日本語をI’m sorry と訳しますとアメリカ人からは変な顔をされると思います。