Houston we have a problem.
I need my space.
It’s not rocket science.
Failure is not an option.
これらは一年以上前、私がテキサスのヒューストン空港で乗り継ぎの際にみつけた土産物屋で売られていたTシャツのフレーズです。それぞれ意味がありますがNASA由来のフレーズは本当に沢山あります。
Houston we have a problem.
“ヒューストン問題発生”これは元は宇宙飛行士が宇宙で何か問題が発生した時にヒューストンの管制センターに助けを求めたい時に最初に発する言葉でしたがその後、スラングとなり、何か問題が発生した時、アメリカ人が冗談で”問題発生!”と言う時に使うフレーズになりました。
I need my space.
値札のところにspaceという単語が隠れています。私には私の空間(居場所)が必要、一人にして欲しい”という意味のフレーズです。
It’s not rocket science.
文字通りは”それはロケットサイエンスではない”ロケットサイエンスは最先端の技術で一番難しいことの比喩としてアメリカでは使われていますが、逆にこう言うことで”それほど難しくはない”と言う意味で使われます。
Failure is not an option.
“失敗という選択肢はない”
このフレーズはトム・ハンクス主演の映画『アポロ13』がつくられる前、脚本家がヒューストンを訪れ、アポロ13号のフライト・コントローラーのジェリー・ボスビックという人物に取材した時に出た言葉から来ています。
「パニックになったことはあるのですか」といった質問に、ボスビックは”we just calmly laid out all the options, and failure was not one of them”
“私たちは冷静にすべての選択肢を考えました。失敗はそれらの選択肢の中にはありませんでした”と答えました。
【NASA英語】
もしかしたら、日本国内で『NASA英語』をこれだけ紹介できたのは筆者だけではないでしょうか?
以下、ビジネスで使えそうか?の観点から、感想です。
(1)Houston we have a problem.:これはごく親しい仲間の中で対話するときには
使えそうですね。
(2)I need my space.:これもビジネス交渉の現場では、膠着した交渉で使えるかもしれません。
(3) It’s not rocket science.:それほど難しくはない。ビジネスメールでも使えそうです。
(4)Failure is not an option.:ナポレオンの有名なフレーズを連想しました。専ら営業マンが、最後の詰めで決意や確信を伝えるのに使えそうです。
映画『アポロ13』脚本家の取材対象のフライト・コントローラーの”we just calmly laid out all the options, and failure was not one of them”に由来しているという話はとても面白いです。翻って日本人がここまで言い切れるかなあ?と感じました。
格好いいですね!