Let me play devil’s advocate here.
「ここであえて異論を言わせて下さい」
これは少々難しいフレーズですが、ビジネスの打ち合わせでよく出てきます。
advocateは代弁者という英単語で、このフレーズを直訳しますと、“ここで悪魔の代弁者を演じさせて下さい”
ずいぶん物騒な言葉ですが、本当の意味は
“ここであえて異論を言わせて下さい”がこのフレーズの正しい意味です。
A: Now everybody agree to this opinion?(さあ、皆さん、この意見に賛同されますか?)
B: Let me play devil’s advocate here.(あえて異論を言わせてください)
A: Thank you. I will welcome any opinion. Go ahead.(ありがとうございます。どんな意見も歓迎します。さあどうぞ)
会議で異論を唱える人が誰もいないと本当にそれで採決してよいのか疑問に思った人があえて異論を言い出す時の決まり文句です。
日本人だけの会議では皆が同じ意見であると安心して、そこで異論を出すと白い目で見られてしまうことがあります。
しかし、アメリカ人の会議では逆で、皆が同じ意見であると、そのままで決めてしまってよいのか?と考えるようです。この言葉を使ってあえて異論を言うことで、議論を深めようとする訳です。
Let me play devil’s advocate here.
これは全く知らない表現でした!
加えて、異論を歓迎する文化は日本と真逆ですね。奥が深い表現に感謝!