皆さん、Materialという英単語の意味は学校で学ぶ”物質”、”材料”と理解されていると思いますが、それ以外の意味があります。それは何だと思いますか?
それは”人材“という意味です。こんな文章で使われます。
He is potential executive material. (彼は将来重役になる人材です)
私は新型コロナウイルスの蔓延により、まだ在宅勤務中です。先週末、2015年に公開された「シェフ三つ星フードトラック始めました」という映画を自宅で初めて見ました。
この映画の中でもMaterialという英語がこの意味で使われています。
心温まる本当に素晴らしい映画でした。最近私が見た映画の中では一番のお薦めです。
あまり詳しく話をしてしまうのはどうかと思いますが、簡単にストーリーをご紹介しますと、息子から教わったTwitterで不用意にロサンゼルスで一番有名なフード評論家を批判した為、ネットで炎上し、ロサンゼルスの有名レストランのシェフの仕事を失った男が息子とフードトラックを始め、復活し、最後はロサンゼルスで自分のレストランを持つまでになるHappy Endingのハートフルコメディです。
この映画の主人公は離婚したラテン系の奥さんとの間にできた一人息子と時々会えるのですが、仕事人間の自分のことを
I’m not dad material right now (私は今は父親になれるような人間ではない)
と言っています。ここではmaterialは人間の器という意味で使われています。
この写真の中央が主人公、右が元妻、左が息子です、左奥にいるのがフードトラックを始めるにあたり、一流レストランを辞めてついて来てくれたスペイン語に堪能な一番の部下です。この部下とSNSに詳しい息子とのチームワークがなかったらフードトラックは成功していなかったでしょう。ついてきてくれた部下と元妻、調べて見たら2人ともコロンビア出身の俳優でした。
昨年12月18日、皆さんよくご存知のオードリー・ヘップバーン主演の「ローマの休日」の貴族英語”You have my permission to withdraw(下がってもよろしい)をご紹介しましたが、映画は生きた英語を学ぶ上で、大変役にたちます。(私の「ローマの休日」のブログに興味ある方はこのブログの右上の検索の箱にwithdrawと入力してみて下さい)
この映画はアメリカのスラング英語が学べるだけでなく、アメリカにいるラテン系の人たちとのつきあい方を学ぶにも良い映画だと思います。
material=人材(器)は、初めて知りました!
材料以外には、よく使うのは「資料」。特にリーガル分野では、重要な資料を
「material」と用います。
なるほど、の用法ですね!!