インド英語

今月からインド英語、中近東英語、タイ英語の特徴をご紹介することにします。まずはインド英語から。

インド英語

インド英語最大の特徴はRの発音です。インド英語では、Rをルと発音します。例えば

water(水)【ウォータル】,

park(公園)【パルク】

paper(紙)【ペーパル】

英語ネイティブの「TH」発音は、舌を上前歯と下前歯の間に挟み、隙間から空気を漏らして「ス」と発音しますが、インド人は空気音を漏らさずに発音します。そのため、結果的に「タ行」の音になります。例えば

think → ティンク 

thick → ティック

three → トゥリー

ところで、皆さん、インド英語の世界ランキングは何位だと思いますか?

実はインド人の英語のレベルは実は日本全体のレベルより高いのです。

2023年の 「EF EPI(世界113カ国を対象にした国別英語運用能力ランキング)」 をご紹介します。なんと日本の87位に対してインドは60位、インドの英語運用能力ランキングでは日本の27位も上なのです。

オランダ 1位、シンガポール 2位、オーストリア 3位、デンマーク 4位

ノルウェー5位、スウェーデン 6位、ベルギー   7位、ポルトガル 8位

イラン   58位、 インド     60、 UAE       71位、エジプト   83位

クウェ―ト  85位、 日本          87位    タイ           101位

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Never ever give up

Never ever give up 決してあきらめないで

これは64歳でフロリダ海峡約180キロを泳いで横断する偉業を成し遂げたスイマー、ダイアナ・ナイアドがマイアミに上陸した後に発した3つの言葉の最初のフレーズです。

この信じらない実話は今年、アネット・ベニングとジヨディ・フォスターの二人の女優により今年、映画化、10月20日から一部劇場で公開された後、Netflixで11月3日から配信されています。

私は映画館で見た後、Netflixでも見ましたが本当に感動的な実話です。是非、ご覧になって下さい。

3つのフレーズを全てご紹介しますと。

“One is, we should never ever give up,”

一つめは、私達は決してあきらめてはいけない。

“Two is, you’re never too old to chase your dreams.”

二つめは、貴方は自分の夢を追いかけるのに歳を取りすぎていることはない。

“Three is, it looks like a solitary sport, but it’s a team.”

三つめは、(水泳は)孤独なスポーツの様にみえますが、チームワークです。

こちらはナイアドさんがマイアミに到着した時のリアル映像です。この映像の最後にこの三つの言葉が彼女の口から出てきます。ヘトヘトに疲れているはずですが、はっきりとスピーチしています。驚きです。

Diana Nyad Arrives in Key West After 111-Mile Swim From Cuba – YouTube

そして、こちらはナイアドさんのTEDスピーチです。

ダイアナ・ナイアド: 夢は決してあきらめるな – YouTube

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You are meant to be here tonight.

You are meant to be here tonight.

「おまえ達は今晩、ここに来るべくして来たんだ」

これは昔、飛行機の中で見た映画で強く印象に残っている映画「ミラクル」Miracleのフレーズです。

この映画は2004年に公開されたスポーツ映画で、ハーブ・ブルックスヘッドコーチに率いられた大学生の寄せ集めチームであるアイスホッケーアメリカ合衆国代表が1980年レークプラシッドオリンピックで金メダルを獲得するまでを描いています。

当時史上最強といわれていたソビエト連邦の代表チームに勝ったこの試合は「氷上の奇跡」と呼ばれたそうです。

今勤務している会社の欧州の現地法人にフィンランド出身の従業員がいて、2022年の北京オリンピックのアイスホッケーでフィンランドチームが金メダルを獲った直後にお祝いのメッセージを送ったら大変、喜んでくれました。

その時、この映画を思い出しました。フィンランドチームが勝った相手もロシアチームでした。

この映画の中でロシアとの決勝の試合前にアメリカチームを集めてヘッドコーチが選手達にこの言葉を静かに、そして力強く伝えます。

You are meant to be here tonight.

「おまえ達は今晩、ここに来るべくして来たんだ」

このコーチの言葉に鼓舞された選手達は勢いよく飛び出し、試合に勝ち、金メダルを手にします。

こちらがそのスピーチの映像です。

Miracle Speech You were born for this – YouTube

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I’ll show you the ropes

I’ll show you the ropes

2009年公開のジョージ・クルーニー主演の映画「マイマイレージ、マイライフ、原題はUp in the Air」に出てくるフレーズです。

ジョージ・クルーニーは人と関わりを持つことを避けて、飛行機のマイルを貯めるのが趣味という風変わりな一匹狼の主人公ライアンを演じています。

彼が新人の女性部下ナタリーと一緒に出張をすることになり、その女性に仕事のイロハを教えている時にこのフレーズが出てきます。

I’ll show you the ropes.

文字通りの意味は

「綱を見せましょう」ですが、その意味は

「そのやり方を教えましよう」

「そのこつをお教えしましょう」

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Nothing ventured, nothing gained

Nothing ventured, nothing gained 

2014年公開のポールポッツの実話を元にした映画「ワンチャンス」中で出てくる英語のフレーズです。

子ども時代だけでなく、大人になっても冴えない人生を送るポール・ポッツ。

歌うことが大好きで、オペラ歌手になる夢を持っていました。そして、ある女性との出会いにより、彼の夢が現実のものになります。

「ブリテンズ・ゴット・タレント」のステージに立ち、ひどく緊張しているポールへ奥さんからポールの携帯へのメッセージ の中でこのフレーズが出てきまます。

Nothing ventured, nothing gained 

「危険を冒さなければ何も得られない」「虎穴に入らずんば虎子を得ず」

この奥さんからのこのメッセージでポールは自信を取り戻し、最後まで見事に歌いきり、観衆から大喝采をうけます。

Nothing ventured, nothing gained 

元気づけられる言葉です。

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You have my permission to withdraw.

You have my permission to withdraw.

これは1954年に公開された「ローマの休日」の中でオードリー・ヘップバーン演ずるアン王女が使った英語のフレーズです。

これは主人が使用人に対して使う英語表現です。

まだヘップバーンが王女だと知らない新聞記者役のグレゴリーペックはこの言葉を聞いて驚いてしまいます。

その意味は直訳すると「私はあなたに引き下がる許可をあたえる」

自然な日本語にすると「下がってもよろしい」

日常ではこんな英語表現は使いませんね。

私が興味深かったのは学校では習うけれど、今まで全く使っていなかったwithdrawという英単語がここで実際に使われていることでした。

ビジネスメールでは契約者の文言を交渉相手と修正している時、少しフォーマルなやりとりで

You have my permission to use it.

「それを使うことを許可します」

というフレーズはメールで何度も見ましたが、話し言葉でYou have my permissionという英語を使うのはやはり王女様ぐらいでしょう。

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materialのもう一つの意味

2015年に公開された「シェフ三つ星フードトラック始めました」という映画をご紹介します。

皆さん、materialという英単語の意味は学校で学ぶ「物質、材料」と理解されていると思いますが、それ以外の意味があります。それは何だと思いますか?

それは「人材」という意味です。こんな文章で使われます。

He is potential executive material. 「彼は将来重役になる人材です」

この映画の中でもmaterialという英語がこの意味で使われています。

心温まる本当に素晴らしい私のお勧めの映画です。

あまり詳しく話をしてしまうのはどうかと思いますが、簡単にストーリーをご紹介します。息子から教わったTwitterで不用意にロサンゼルスで一番有名なフード評論家を批判した為、ネットで炎上し、ロサンゼルスの有名レストランのシェフの仕事を失った男が息子とフードトラックを始め、復活し、最後はロサンゼルスで自分のレストランを持つまでになるHappy Endingのハートフルコメディです。

この映画の主人公は離婚したラテン系の奥さんとの間にできた一人息子と時々会えるのですが、仕事人間の自分のことを

I’m not dad material right now (私は今は父親になれるような人間ではない)

と言っています。ここではmaterialは人間の器という意味で使われています。

この写真の中央が主人公、右が元妻、左が息子です、左奥にいるのがフードトラックを始めるにあたり、一流レストランを辞めてついて来てくれたスペイン語に堪能な一番の部下です。この部下とSNSに詳しい息子とのチームワークがなかったらフードトラックは成功していなかったでしょう。

ついてきてくれた部下と元妻、調べて見たら2人ともコロンビア出身の俳優でした。

この映画はアメリカのスラング英語が学べるだけでなく、アメリカにいるラテン系の人たちとのつきあい方を学ぶにも良い映画だと思います。

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Fire Away

今月から私が見た映画の中に出てくる、役に立つ英語のフレーズをご紹介させて頂きます。

2015年に公開されたマイインターンという映画を見られた方はたくさんいらっしゃると思いますが、この映画でこのフレーズが出てきます。


Fire awayの文字通りの意味は「ドンドン撃って」ですが、ビジネス英会話では

「お気になさらずどんどん聞いて下さい」という意味で使われます。

退職後、日々を持て余していた70歳のベン(ロバート・デニーロ)はシニアインターンの仕事に応募しますが、30歳の女社長の面接官ジュールズ・オースティン(アン・ハサウェイ)に対して、この言葉を使っています。

シニアインターンに応募したベン(ロバート・デニーロ)の面接はまず、面接官のジュールズ(アン・ハサウェイ)からのこの言葉から始まります。

This is the first time we are hiring senior interns, so some of our intern questions may not exactly fit your profile, but we’re gonna go for it anyway, ok ?

「私たちがシニアインターンを雇用するのは初めてなのでいくつかのインターン用質問は貴方の経歴に沿っていないかもしれませんが、とにかくお聞きしますが、宜しいですか?」

そして、ベン(ロバート・デニーロ)はこの言葉を返しています。

Fire away

「お気になさらず、どんどん聞いて下さい」

まだ見られていない方は是非、ご覧下さい。

シニア世代にとっては新しい職場での生き方も教えられる、とても良い映画だと思います。

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リンカーンの名言

今日はリンカーンの名言をご紹介したいとおもいます。

不屈の政治家といえば、イギリスのチャーチルですが、アメリカの政治家の中で、不屈の政治家の代表といえば第16代アメリカ合衆国大統領リンカーンではないかと個人的には思っています。

リンカーンは1809年に、開拓農民であった父・トーマスと母・ナンシーの第二子として、ケンタッキー州にて生まれます。

リンカーンの本名は「Abraham Lincoln」といい、ファーストネームの「Abraham(エイブラハム/アブラハム)」は、トーマスの父の名前からとって、名付けられたものです。

その後、リンカーン一家は当時奴隷制のあったケンタッキー州から、奴隷制度のない自由州・インディアナ州へと移住します。

奴隷制度のある州とない州、その両方で暮らした経験は、後のリンカーンの政治活動に大きな影響を与えることになったといわれています。

リンカーンは、川舟乗りや雑貨商、郵便局長、測量技師など、数々の職を経験しました。

やがて町の有力者たちの後押しもあり、政治活動を開始し、1834年にはイリノイ州の下院議員に選出されます。この頃には独学で法律を勉強し、1837年には弁護士業も始めました。1846年には合衆国下院議員を務めますが、その後しばらく政治の世界から遠ざかっています。

1854年に奴隷制を擁護する「カンザス・ネブラスカ法案」が出されると、それを反対する立場で政界に戻り、1860年、ついにリンカーンは大統領選に勝利。翌年共和党初の大統領(第16代)に就任しました。

しかし、リンカーンの当選は南部の奴隷州の反感を買ってしまうことになります。南部諸州は連邦の離脱を宣言し、アメリカ連合国を建国。これをきっかけに、アメリカの北部と南部が対立する南北戦争が始まります。

戦争中の1863年、リンカーンは「奴隷解放宣言」を公布し、1864年には大統領に再選。翌年の1865年には、南軍が降伏し、4年続いた戦争がようやく終結します。

しかし南北戦争が終わった5日後、ワシントンD.C.のフォード劇場にて南部出身の俳優J・W・ブースの凶弾に倒れ、56歳の生涯をおえることになります。

リンカーンが残した一番有名なフレーズは何と言ってもまずはこれですね。

Government of the people, by the people, for the people, shall not perish from the Earth.

人民の、人民による、人民のための政治を、この地球から滅ぼしてはならない。

ゲティスバーグにおける、最も有名なリンカーンの名言です。

日本の高校や大学の英会話研究会ESSではこの演説を使ったスピーチ大会まであります。

これ以外にもリンカーンはたくさんの名言を残しています。

リンカーンが残した名言を見てゆくと、チャーチルの様な不屈の精神を伝える言葉はないですが、決断することがいかに大事であることを伝える言葉が一番多いことに気がつきました。

私が気に入ったリンカーンの名言を5つご紹介します。

最初の2つは決断の重要さを伝えています。

Determine that the thing can and shall be done, and then we shall find the way.

そのことはできる、それをやる、と決断せよ。それからその方法を見つけるのだ。

Always bear in mind that your own resolution to succeed is more important than any one thing.

成功するためのあなたの決意が何よりも重要であることを、常に心に留めておきなさい。

I am a slow walker, but I never walk back.

私は遅い歩行者だが、決して後戻りすることは無い。

That some achieve great success, is proof to all that others can achieve it as well.

大きな成功を成し遂げた人々がいるということは、他の人々もまたそれを達成することができるという証拠である。

I will prepare and some day my chance will come.

準備しておこう。チャンスはいつか訪れるものだ。

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トーマス・エジソンの名言

皆さん、ご存知のエジソンは1847年2月11日、アメリカ中西部のオハイオ州ミランに7人兄弟の末っ子として生まれました。

私は5年前にオハイオ州へクリーブランドへ出張した際に、エジソンの生家が近くにあるというので車で行ってみました。これがその時、私がスマホで撮影した写真です。小さな家でしたが、中にはエジソンとその家族の写真が飾られていました。

この街の中心地にはミランがエジソンが生まれた場所であることを示すプレートがありました。

エジソンは小学校に入学すると授業中に事あるごとに「なぜ?」を連発し、わずか3ヶ月で退学させられてしまいます。

その後、エジソンは小学校の教師であった母から勉強を教わり、母は好奇心旺盛なエジソンのために家の地下室に様々な化学薬品を揃え、少年時代のエジソンはそこで科学実験に没頭したそうです。

17歳からエジソンはカナダの駅で夜間電信係として働き始めます。一晩中1時間おきに勤務に就いていることを示す信号を送るという仕事でした。退屈な仕事に飽きたエジソンは、時計を使って電信機が自動で電信を送る機械を発明しますが、機械に任せて寝ていたところを上司に見つかり怒られたが、これがエジソンの最初の発明です。エジソンはその後は白熱電球、蓄音機を始めとして1,300もの発明をしました。

エジソンは沢山の名言を残していますが、共通しているのはエジソンの不屈の精神です。エジソンは天才と言われていますが。実は誰よりも努力家であったことがこれらのフレーズから、よくわかります。

私の好きなエジソンの名言を5つご紹介しますり。

最初のフレーズはずっと頑張ってきたけれど、まだ結果が出ず、諦めかけている方への最大のエールです。

Many of life’s failures are people who did not realize how close they were to success when they gave up.


人生に失敗した人の多くは、諦めたときに自分がどれほど成功に近づいていたか気づかなかった人たちだ。

Genius is 1 percent inspiration and 99 percent perspiration.


天才とは、1%のひらめきと99%の努力である。

Our greatest weakness lies in giving up. The most certain way to succeed is always to try just one more time.


私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。

I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.


私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。

Nearly every person who develops an idea works at it up to the point where it looks impossible, and then gets discouraged. That’s not the place to become discouraged.


ほとんどすべての人間は、もうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だというところまで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。勝負はそこからだというのに。

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