I will try. I tried.
I will try. I tried.
それぞれ
やってみます。やってみました。と皆さん学校で学び、その意味で使っていると思いますが、実はもっと深い意味があります。
日本人は頑張りますという意味でI will tryを当たり前に使っていますが、これは大きな誤解をまねく場合があります。
これは私の知っている大手商社の方が日本メーカーの技術者をアメリカのお客様のところへ連れていったときに起きた本当の話です。
お客との打ち合わせの席でこれを翌月までに作ってもってきて欲しいと強く要求されたそうです。それに対してこの技術者は I will tryと答えたそうです。
ところが、それを聞いたお客は急に怒り出し、収拾がつかなくなってしまったそうです。この技術者は何が起きたかまったくわからず困ってしまいました。
何がいけなかったのでしょうか?日本人の使うTryの意味と英語を母国語にしている人のTryの意味の間には大きな認識の違いがあったのです。
日本人はTryを50%以上の確率でできることと思いますが、英語を母国語にしている人はTryを50%以下の確率でできること、場合によってはほとんど実現可能性のないときにこのTryを使います。
又、I triedもやってみましたと訳すと実は足りない場合があります。
I triedにはやってみたが、上手くいきませんでした。わかって下さいよ
という意味で使われることがあります。相手の表情を見て下さい。本当に申し訳なさそうな顔をしています。
そんな相手に対し、それで結果はどうだった?と聞くのは不適切です。場合によっては何故わからないのか?という顔をされるかもしれません。
今日御紹介しました内容は実は”TRYの本当の意味”というタイトルで昨年5月に私が最初に書いたブログの再編集版です。
1年半かかりましたが、今回のブログが1500回目のブログとなりました。
これからも色々と英語のフレーズとその本当の意味をご紹介してまいりますので、どうぞ宜しくお願致します。