今月からインド英語、中近東英語、タイ英語の特徴をご紹介することにします。まずはインド英語から。
インド英語
インド英語最大の特徴はRの発音です。インド英語では、Rをルと発音します。例えば
water(水)【ウォータル】,
park(公園)【パルク】
paper(紙)【ペーパル】
英語ネイティブの「TH」発音は、舌を上前歯と下前歯の間に挟み、隙間から空気を漏らして「ス」と発音しますが、インド人は空気音を漏らさずに発音します。そのため、結果的に「タ行」の音になります。例えば
think → ティンク
thick → ティック
three → トゥリー
ところで、皆さん、インド英語の世界ランキングは何位だと思いますか?
実はインド人の英語のレベルは実は日本全体のレベルより高いのです。
2023年の 「EF EPI(世界113カ国を対象にした国別英語運用能力ランキング)」 をご紹介します。なんと日本の87位に対してインドは60位、インドの英語運用能力ランキングでは日本の27位も上なのです。
オランダ 1位、シンガポール 2位、オーストリア 3位、デンマーク 4位
ノルウェー5位、スウェーデン 6位、ベルギー 7位、ポルトガル 8位
イラン 58位、 インド 60位、 UAE 71位、エジプト 83位
クウェ―ト 85位、 日本 87位 タイ 101位