私はカナダトロントに1992年から1998年まで6年間住んでいました。
その時に見聞きしたことについて、以前書いたことを再編集してこのゴールデンウィークにこのブログに書かせて頂くことにしました。
ご興味のある方はどうぞ最後まで、ご覧下さい。
今回はまずは、アメリカ英語とカナダ英語の違いについてご紹介します。
カナダは英連邦の国ですが話される英語はむしろアメリカに近く、カナダとアメリカの英語の違いは限定的ですが、違いがあります。今日はその違いをご紹介します。
(1) 州名
カナダでは州のことをprovinceと呼びます。
アメリカのStateもカナダのProvinceも日本語にすると州ですが、初めて会うカナダ人にアメリカと間違えて
Which state are you from ?
どちらの州のご出身ですか?
と言ってしまうと少し不機嫌になるか、Stateではなく、Provinceですよ!と注意されます。気をつけましょう。
カナダ人の心の中では
“私はカナダ人よ、アメリカと一緒にしないで”
と言っています。
カナダの方はカナダ連邦に誇りを持っています。アメリカと一緒にされたくはないのです。
(2)末尾のer
例えば、アメリカではシテイセンターはCity Centerと綴りますが、カナダではCity Centreと綴ります。
(3)トイレの呼び方
アメリカでトイレをRest roomと言いますがカナダではWash roomと言います。
(4)カナダ方言
カナダの方言があるとしたら、それは1つ。
それはEh(エイと呼びます)です。
意味は – だね?と相手に共感を求める時に最後に添える言葉です。
90年代カナダに住んでいた時ある冬の朝、隣の住人が雪かきをしていて、わたしに話しかけてきました。外は摂氏マイナス15度です。
私が住んでいたカナダトロントでは1月、2月は摂氏マイナス15度がずっと1-2週間続くことも珍しくありません。
そんな寒い朝に、隣人のボブさんから出た言葉はこうです。
Cold Eh ?
(今日は)寒いね ?