シンガポールで使われる英語はイギリス英語やアメリカ英語とは違った特徴から、Singlish「シングリッシュ」と呼ばれています。「シングリッシュ」とは、SingaporeとEnglishを合わせた造語です。
シングリッシュではcanを独特の用法で使います。
具体的には
Can can「できるできる」
Also can「それもできるよ」
こんな使い方をします。
又、語尾にlah(ラ)をつけます。
OK, lah. 「いいよね?」
No, lah. 「ダメだよね?」
意味は「~だよ」や「~だよね」など、相手に同調を求める意味合いを持ちます。
この語尾のla は中国語の「了(ラ)」から派生したといわれています。
又、シングリッシュでは頻繁に主語が省略されたり、語順が変わったりします。
基本的な英語の文法から外れた表現もよく使われます。例えば、正しい英語であれば
Where are you going ? 「あなたはどこへ行くの?」
シングリッシュでは、これが短縮されて
Go Where ?
となったりします。
この様なシングリッシュですが、先にご紹介した英語の世界ランキングではシンガポール英語は堂々第2位です。
オランダ 1位, シンガポール 2位、オーストリア 3位、デンマーク 4位
ノルウェー5位, スウェーデン 6位、ベルギー 7位、ポルトガル 8位
イラン 58位、 インド 60位、 UAE 71位、エジプト 83位
クウェ―ト 85位、 日本 87位 タイ 101位