世界の王室 Part 8 – オランダ

世界で8番目に王室の歴史が長いのはオランダです。

オランダ王室の話を始める前に一つ簡単な質問をさせて下さい。

サッカーを始めとするスポーツの国際試合ではHollandではなく、Netherlandsと呼ばれていますがそれは何故でしようか?

下の地図をご覧下さい。Hollandはオランダの12ある州のうち、首都アムステルダムを含む北海に面している北ホラント州とロッテルダムやライデン、ハーグを含む南ホラント州の2つを指す名前からきています。

首都アムステルダムのある北ホラントと南ホラントの2州の経済規模が1番大きいので、通称 Hollandが使われてきたのです。

しかし、オランダ政府は2020年1月1日付で、国名の通称である「Holland(ホラント)」の使用をやめて「the Netherlands(ザ・ネザーランズ)」へ公式に切り替えることを発表しました。国際社会でのオランダのイメージや観光客の流れを管理するためのものだそうです。

さて、本題のオランダ王室について、ご紹介します。

オラニエ=ナッサウ家が現在のオランダ王家のルーツですが、元はドイツ西部のライン地方を発祥とする諸侯の家系であるナッサウ家の支流だったそうです。

今のオランダ王国はウィレム=フレデリックがウィレムⅠ世として即位した1815年に端を発します。

今のオランダ国王ウィレム・アレクサンダーは第7代オランダ国王で、2013年4月30日に即位しました。

マクシマ王妃はアルゼンチンのブエノスアイレスで生まれたアルゼンチン人です。

1999年、アメリカニューヨークの銀行に勤務していたマクシマは友人主催のパーティーでウィレム王子と出会いました。

その後、2人の交際が公になり、オランダ国内で大きな議論を巻き起こしました。

マクシマの父が、過去に大量虐殺を引き起こしたアルゼンチンの独裁政権ビデラ政権の閣僚であったことが問題視されたのです。

結局、マクシマの父は大量虐殺には一切関与していないことがわかり、ウィレム王子と結婚できることになりました。

二人の間には3人の王女、アマリア王女、アレクシア王女、アリアーネ王女がいます。

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