カナダとアメリカの関係
カナダとアメリカの関係は微妙なものがあります。
カナダの航空会社Air Canadaでカナダ英語圏のトロントからフランス語圏のケベックシティへ行くフライトではトロントを出発する時はアナウンスは英語、フランス語の順番ですが、ケベックシティに到着する時はフランス語、英語の順番に変わります。Air Canadaはフランス語圏のケベックに配慮している訳です。
これはカナダの航空会社Air Canadaだけのしきたりで、アメリカ系の航空会社だとケベックの都市へ行くときも関係なしに英語のみのアナウンスです。
これは余談ですが、先日、Air Canadaで羽田からカナダのトロント経由、ブラジルのサンパウロへ行きましたが、機内アナウンスは羽田を出発する時は日本語、英語、フランス語でした。一方、トロントを出発する時は機内アナウンスは英語、フランス語、ポルトガル語に変わりました。機内アナウンスが三ヶ国語もあるとなかなか終わらず大変です。
通関についてもカナダとアメリカでは異なります。
アメリカからカナダに飛ぶときは通関はカナダ到着後にやります。
これは当たり前ですが、カナダからアメリカへ飛ぶときはなんとカナダを飛びたつ前にカナダ側でアメリカの通関をします。
これは前からずっと不平等だなと思っていましたが、今も変わっていません。カナダとアメリカの力関係を表しているのかもしれません。