この言葉を初めてアメリカで聞いた時は私は正直、驚きました。
もちろんビジネスシーンではなく、外で母親が子供に指図をしていて、子供がどうしてそうしないといけないの?と嫌がっている時に母親が子供へこの言葉を使っていました。
なんて理不尽な言い方と思いました。そして、なんでこんなところにBecauseを使うのかと。
日本語に訳すと直訳は
“私がそう言ったから(やらないといけないの)よ”
ですが、日本で使われているもう少し自然な日本語に訳したら
“つべこべ言わず(やってちょうだい)”
というのが近いのではと思います。
人によるのかもしれませんが、日本の母親よりアメリカの母親はずっと高圧的なのかもしれません。
それから、日本ではよく子供に対して”言い訳はよしなさい”と言いますが、アメリカでは”ちゃんと説明しなさい”と全く逆です。これはアメリカの方が論理的ですね。
Becauseといえば済む話ではないですが、アメリカの子供は小さい時からBecauseで叱られ、Becauseで言い訳をするのに慣れていますが、日本人は”言い訳はするな”で育てられると、反論せず、すぐ謝ってしまうのかもしれません。
日本人は謝らなくてもよい時でも、言い訳をすることが良くないことと小さいころから刷り込まれていて、すぐに謝ってしまうのかもしれません。
Because I said so はあまりにも高圧的な言葉ではありますが、それでもBecauseをつけて説明している訳です。
どんなに理不尽でも常にBecauseで叱られ、Bacauseで言い訳をする習慣を小さい頃から身につけるのは、今後日本人が海外でもっとビジネスをしてゆく上で必要かもしれません。
又、今起きていることの根本原因を考え、常にWhyを持って物事を考える習慣も日本人は持つ必要があるのではないでしょうか?
今世界を変えてしまっているコロナウイルスの蔓延をとって見ても、トランプ大統領を始めとしてアメリカ人はどうしてこうなったのか?と中国を攻めて、中国はその内容が筋が通ったものかどうかは別としてそれに一つ一つ反論してます。一方、日本のテレビではトランプ大統領はこう言っているとは言いますが、どうしてこうなったのか、原因Whyについてとことん掘り下げた議論はほとんどしていません。
原因を深く考えずに、常にその場の対処方法を考えるのは現実的かもしれませんが、根本原因がわからないままでは、同じことが繰り返されてしまう恐れもあります。
私の知り合いのアメリカ人はCovid-19の後のCovid-20, Covid-21, Covid-22, Covid-23を心配していましたが、とことん原因を突き止めることをしない限り、同じことが再発してしまうと考える方がLogicalではないでしょうか。
まったく同感です。言い訳をすることはよくないことではありません。
よく引き合いにされるのが、犯罪者の姿勢ですね。「申し訳ありませんでした!」」と簡単に謝ってしまいやすいのが日本。さらに言えば会社など組織が不祥事を起こしたときに、TVの映像に必ず出るのが経営陣による一斉に頭を下げて暫し静止する
様子。完全に儀式化していますね。たぶんそれで一定許される社会なのでしょうね、日本の場合は。でも、簡単に許してはならないことはとても多く、現在の政治も
時間がたてば忘却から許容されていくだろうとのカルチャーは、見直した方がよいかと思う昨今です。