北京オリンピックでの日本カーリング女子チームの活躍が素晴らしかったですね。
カーリングの試合で相手に勝ちを譲るとき、コンシード(concede)という耳慣れない言葉を聞いたと思います。
ビジネス交渉では譲歩することをconcessionと言いますがconcedeとconcessionは同じ語源ですね。
何故、カーリングではギブアップではなく、コンシードという言葉を使うのでしよう。カーリングというスポーツの起源を考えるとわかります。
カーリングはもともと15世紀のスコットランドが発祥とされ、初期は上流階級が楽しんだそうです。
貴族社会のスポーツだったがゆえ、自分たちのプライドを守るため
「精一杯いっぱい戦ったが、相手が素晴らしかったから今回は勝ちを譲る」
これを、give upではなく、concedeと呼び、相手に握手を求める上品なカーリングの作法が始まったそうです。
私は昔カナダトロントに住んでいた時に誘われて一度だけカーリングをしたことがあります。
最初は氷の床掃除をしている様なずいぶん地味なスポーツだと思いましたが「氷上のチェス」とも呼ばれる頭を使う、実は奥が深いスポーツであることを知りました。
カーリングをした翌日、ひどく肩がこっていたことを覚えています。知らず知らずに肩を使っていたんですね。
2月17日 日本カーリング女子、4年前の平昌オリンピックに続き、準決勝へ進出、そして銀メダル獲得おめでとうございます㊗️
ところで、皆さん、日本は平昌、北京と2度の冬季オリンピックでスウェーデンに救われたことをご存知でしょうか?
北京オリンピックではスイスに負けたわずか20分後にスウェーデンが韓国に勝利したことで日本は準決勝進出が決まりましたね。
実は4年前、平昌オリンピックの時も日本が最終戦でスイスに敗北しましたが、スウェーデンの勝利に助けられる形で準決勝へと進みました。
そして、2月18日 北京オリンピック準決勝では今回のオリンピックで一度負けていた強豪スイスに何と8-6で勝利❗️ドラマをみせてくれました。
2月20日の決勝では残念ながら3-10でイギリスに負けはしましたが、日本カーリング女子初の銀メダルです❗️おめでとうございます㊗️