皆さんが、外国人に「神社」を説明するときに、真っ先に思いつくのはshrine だと思います。
ただ、shrine=神社、というわけではありません。
shrineの意味は実は非常に広く、元々の意味は、「遺骨、遺物をおさめた箱」です。そこから転じて、聖人の遺骨、遺物を祭った聖堂、廟、神殿、祭壇、更に、聖地、聖域という意味もあります。
ということで、外国人の方に対しては日本の神社はShinto Shrineと説明した方が良いです。
BBCのドキュメンタリー番組で“Jerusalem is the shrine of three faiths: Judaism, Christianity and Islam.”(エルサレムは、ユダヤ今日、キリスト教、イスラム教の3つの信仰の聖地である)といっています。
ここではなんと都市そのものがShrineと呼ばれています。
これからもわかります通り、日本の神社をShrineとだけ訳するのは誤解を招くと思います。
神社を説明するときは必ずShinto Shrineを使い、神道の神殿、神宮であると説明するのが正しいです。
例文を挙げますとこんな感じです。
A:I went to the Shinto Shrine when I was in Tokyo. (私は東京で神社に行きました)
B:Which shrine did you go?(どの神社ですか?)
A: I went to Meiji jingo, Shinto shrine.(明治神宮に行きました)
学校英語では、shrine=神社と覚えました。
ステレオタイプに使ってきましたが、この語用を知っている人は日本にはあまりいないのではないでしょうか。
とても興味深いです。かなりブロードな言葉なのですね。ありがとうございました。