Singularityシンギュラリティは「特異点」という意味の英語ですが、「人工知能(AI)が人類の知能を超える転換点、またはそれにより人間の生活に大きな変化が起こるという概念」も意味します。
シンギュラリティは、アメリカの発明家、人工知能研究の世界的権威であるレイ・カーツワイルが2005年に提唱した未来予測の概念です。
カーツワイルは2045年には人間の脳とAIの能力が逆転するシンギュラリティに到達すると提唱しています。
シンギュラリティのことを考えていたら、以前見たトランセンデントという映画を思い出しました。
世界初の人工知能を研究開発する科学者のウィル・キャスター(ジョニー・デップ)は開発のさなか、過激派テロ組織Rの凶弾に倒れてしまいます。
共同研究者の妻は夫を救うべく、死の際にあった夫の意識を開発中の人口知能にアップロードして、夫は彼女の手により人工知能としてよみがえります。
よみがえった夫は軍事機密から金融、経済、果ては個人情報にいたるまで、ありとあらゆる情報を取り込み、著しい進化を遂げますが暴走してしまいます。
究極の未来を描いた作品として怖い映画でしたが絵空事ではないかもしれません。